「精密」は「せいみつ」。「正確」は「せいかく」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉(小学館)」では、「精密」は「1 極めて細かい点にまで注意が行き届いていること。また、そのさま。」「2 細部にいたるまで正確な寸法で作られていること。また、そのさま。」などと解説され、「正確」は「正しく確かなこと。事実と合っていて少しもまちがいのないこと。また、そのさま。」などと解説されています。
政府提供の「e-GOV法令検索」で調べると、「精密」は60件、「正確」は282件ヒットしました。その中から1件紹介します。
○医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令(昭和41年厚生省令第30号)
別表
通則
28 「精密に量る」とは、質量について、指示された数値を考慮し、0.1mg、0.01mg又は0.001mgまで量ることをいう。
29 「正確に量る」とは、容量について、適当な化学用体積計を用いて、指示された数値のけた数まで量ることをいう。
正直、どっちでもいいような気がするのですが、書き分けようとしてますね。精密だが正確でない場合とか、精密でないが正確である場合というのがありえるのかと考え始めると、よく分からなくなってきます。