夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検10級の漢字/「白い」チュニックのキリスト

 「白い」は「しろい」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「白い」は「雪のような色をしている。白色である。」「潔白である。無罪である。」「どの色にも染めてない。また、何も書き込みがない。」「明るい。鮮やかである。」「経験に乏しい。野暮である。」などと解説されています。
 政府提供の「e-GOV法令検索」で「白い」を調べると、1件ヒットしました。「文化財の不法な輸出入等の規制等に関する法律第3条第2項に規定する特定外国文化財を指定する省令(平成15年文部科学省令第43号)」です。この省令の拠り所となっている法律は、外国から文化財が盗まれた旨の通知があったとき、その文化財を「特定外国文化財」として指定し、不法な輸出入等を防ごうとするものであり、具体の文化財は省令で指定されています。そして、その指定文化財の中に、ボリビア多民族国で平成29年8月10日に盗まれた絵画があり、それが白いチュニックを身に着けたキリスト少年を抱いた聖母マリアの絵画です。
 デジタル大辞泉で「チュニック」を調べると、「細身に仕立てた七分丈の女性用上着。」「古代ローマで着用したゆるやかなシャツ風の衣服。また、それに似た衣服。服の基本型の一つで、最も単純な形のドレス。」と解説されています。現代のチュニックは専ら女性用という気がしますが、古代ローマ時代に男性が着ていたものもチュニックと呼ぶのですね。