「羽化」は「うか」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉（小学館）」では、「羽化」は「 昆虫が、蛹（さなぎ）や幼虫から、成虫になること。」などと解説されています。
政府提供の「e-GOV法令検索」で「羽化」を調べると、1件ヒットしました。「有害性情報の報告に関する省令（平成16年厚生労働省・経済産業省・環境省令第2号）」第1条第4号チには、「ユスリカの生息又は生育に及ぼす影響に関する試験において、死亡、羽化率の低下その他これらに準じて毒性学的に重要な影響がみられたもの」とあり、ユスリカを使った化学物質の毒性試験においては、死亡、羽化率の低下などを見ているわけですね。
デジタル大辞泉で「ユスリカ」を調べると、「揺蚊」は「双翅（そうし）目ユスリカ科の昆虫の総称。カに似るが吸血しない。体長約5ミリ。夕方群れ飛び、蚊柱をつくる。幼虫はアカムシ・アカボウフラといい、釣りの餌にする。セスジユスリカ・アカムシユスリカなど。」と解説されています。ユスリカはオスもメスも吸血せず、むしろ人間が行う調査・研究の役に立ってくれているのですが、吸血鬼の濡れ衣を着せられていることが多いんじゃないかと思います。
