夜光杯雑記帳

小ネタが輝く、万華鏡のようなブログを目指します

【常用漢字表】漢検8級の漢字/逢って別れてホテルと「旅館」

「旅館」は「りょかん」と読むことが一般的でしょう。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)では、「旅館」は「人を宿泊させることを業とする家。やどや。ふつう、ホテルなどに対して和風の宿をいい、また、民宿などに対して専業的に経営されているものをいう。」と解説されています。政府提供の「e-GOV法令検索」で法律を見ますと、「旅館業法(昭和23年法律第138号)」第2条第1項では、「この法律で「旅館業」とは、旅館・ホテル営業、簡易宿所営業及び下宿営業をいう。」と規定されています。このように、旅館業法では旅館とホテルは一括されているのですが、「国際観光ホテル整備法(昭和24年法律第279号)」第2条第1項では、「この法律で「ホテル」とは、外客の宿泊に適するように、造られた施設であつて洋式の構造及び設備を主とするものをいう。」と規定され、また、同条第3項では、「この法律で「旅館」とは、外客の宿泊に適するように造られた施設であつてホテル以外のものをいう。」と規定されています。そして、ホテルについては、観光庁が行っている「旅行統計調査」においては3種類に区分されており、「リゾートホテル」は「行楽地や保養地に建てられた、主に観光客を対象とするもの」、「ビジネスホテル」は「主に出張ビジネスマンを対象とするもの」、「シティホテル」は「リゾートホテル、ビジネスホテル以外の都市部に立地するもの」とされています。交通アクセスの良い都市部で短時間の密会を考える場合、デイユース仕様の旅館は昔よりも減ってるでしょうし、自然な流れとして、「シティホテル」を選ぶことになるのでしょう。遠方の旅館やリゾートホテルだと、移動時間が伸びて空白の時間が増え、それぞれの家族等との各種調整が大変になりますしね。