夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検準2級~2級/国際親善に「貢献」してきた軽井沢

 「貢献」は「こうけん」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「貢献」は「ある物事や社会のために役立つように尽力すること。」「貢ぎ物を奉ること。また、その品物。」と解説されています。
 政府提供の「e-GOV法令検索」で「貢献」を調べると、94件ヒットしました。その中から「軽井沢国際親善文化観光都市建設法(昭和26年法律第253号)」を紹介しましょう。同法第1条に「貢献」が登場します。転記しますと、次のとおりです。

(目的)
第1条 この法律は、軽井沢町が世界において稀にみる高原美を有し、すぐれた保健地であり、国際親善に貢献した歴史的実績を有するにかんがみ、国際親善と国際文化の交流を盛んにして世界恒久平和の理想の達成に資するとともに、文化観光施設を整備充実して外客の誘致を図り、わが国の経済復興に寄与するため、同町を国際親善文化観光都市として建設することを目的とする。

 この法律は、軽井沢町という一つの地方公共団体のみに適用される特別法です。長野県サイトの市町村一覧を見たところ、軽井沢町は「かるいざわまち」と読みます。北陸を除くJR西日本管内では、「町」を「ちょう」と読むことが多いように思います。話を戻して軽井沢町のサイトを見ていくと、群馬県との県境に位置し、浅間山の南東斜面に広がる高原の町とのこと。令和2年国勢調査の人口は19,188人。カナダ生まれの英国聖公会宣教師A・C・ショー氏が避暑地に好適であるとして内外著名人に紹介したのが静養リゾート地としての始まりです。町内には登録有形文化財となっている別荘等が数多くあります。作家の堀辰雄はこの地を気に入って定住しました。京都からは何となく縁遠い気がしますが、一度は行ってみたいです。