夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検5級の漢字/「満潮」と「干潮」は1日に2回起こる

「満潮」は「まんちょう」、「干潮」は「かんちょう」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「満潮」は「潮が満ちて海水面が最も高くなる現象。ふつう1日に2回起こる。高潮(こうちょう)。みちしお。」と解説され、「干潮」は「潮が引いて、海水面が最も低くなる現象。ふつう、1日に2回起こる。低潮。引き潮。」と解説されています。
満潮も干潮も「1日に2回起こる」というあたりが気になったのですが、いかがでしょうか。なぜ2回なのかということを自信をもって説明できない気がして、探していくうちに、国立科学博物館のウェブサイトにたどり着きました。情報源としての信頼度は申し分ないでしょう。分かりやすく解説されています。
結局のところ、満潮と干潮を引き起こす最大の原因は月の引力です。月の引力は、月までの距離が最短となる地球上の地点で最大となり、その地点あたりでは海水が月に引き寄せられて満潮になります。では、その反対側の地点あたりではどうなるか。ここがよく分かっていなかったところですが、引力は最小となり、海水は盛り上がって満潮になるという解説です。そして、地球が1回自転するうちに2回の満潮があり、満潮と満潮の間に干潮があり、2回の干潮があるという理屈です。
また、太陽の引力は、月ほどではないにしても潮の干満の原因となり、月と太陽の引力の方向が同じとき、2つの引力が合わさって大潮となります。月と太陽の引力の方向が直交するときは、小潮となります。