「海士」は、常用漢字表の付表では「あま」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉(小学館)」では、「あま」は「海に潜って貝類や海藻をとるのを仕事とする人。男を「海士」、女を「海女」と書く。」と解説されています。デジタル大辞泉には、「かいし」と読む「海士」も載っており、こちらは、「海上自衛官の階級の一。海曹の下で、海士長、一、二等海士の階級に分かれる。諸外国海軍および旧日本海軍の水兵長、上等・一等・二等水兵に相当する。」と解説されています。
NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の主人公たちは、北三陸地方の「海女」でした。鳥羽・志摩地方も海女漁で有名ですね。では、「海女」ではなく「海士」はどこにいるのかと思って探しますと、情報がありました。下関市のウェブサイトの「海士漁」を説明したページ(更新日:2022年9月1日)には、「体力勝負のところもあるけれど、経費がかからないところが魅力。1年を通して海士漁のみで生計を立てている漁師さんがいるくらいです。」と記載されています。「あまちゃん」の中では、「海女はサービス業」なんていうセリフがありましたが、海女漁と海士漁では、目指す方向性が違うのかもしれませんね。