夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検10級~7級/「朝日」のア

 「朝日」は「あさひ」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「朝日」は「1 朝、東から昇る太陽。また、その光。」などと解説されています。また、稲・リンゴ・ナシの品種には、「旭」と書くものがあるようです。
 政府提供の「e-GOV法令検索」で「朝日」を調べると、28件ヒットしました。今回は、その中から1件紹介しましょう。

○無線局運用規則(昭和25年電波監理委員会規則第17号)
第14条 (略)
2 (略)
3 海上移動業務又は航空移動業務の無線電話通信において固有の名称、略符号、数字、つづりの複雑な語辞等を一字ずつ区切って送信する場合及び航空移動業務の航空交通管制に関する無線電話通信において数字を送信する場合は、別表第5号に定める通話表を使用しなければならない。
4~6 (略)

 聞き取りにくい言葉を一字ずつ区切って伝えるときの作法を決めようというものです。各自が好き勝手に送信すると混乱しそうですからね。「別表第5号に定める通話表」とあるのですが、そこに「朝日」が登場します。「ア」という音を伝える場合は、「朝日のア」と言うのですね。
 ここまで来て、ペギー葉山さん訳詩の「ドレミの歌」を連想しました。別表第5号通話表の作法で歌えるかどうかですが…
 ドーナツのド →東京のト、濁点
 レモンのレ →れんげのレ
 みんなのミ →三笠のミ
 ファイトのファ →富士山のフ、朝日のア
 ソは青い空 →そろばんのソ
 ラッパのラ →ラジオのラ
 シは幸せよ →新聞のシ

 「ファ」は苦しいですが、それ以外は何とか歌えるんじゃないかと思います。「さあ歌いましょう♪」という高揚感は無いと思いますが。