「食欲」は「しょくよく」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉（小学館）」では、「食欲」は「何かを食べたいと思う欲望。食い気。」と解説されています。
政府提供の「e-GOV法令検索」で調べると、2件ヒットしました。2件とも労働安全衛生法関連の規則です。有害な業務に従事する労働者に対して行われる特殊健康診断については、「特定化学物質障害予防規則（昭和47年労働省令第39号）」別表第3では、67種の業務ごとに健康診断の項目が定められています。化学物質が違えば健康診断の項目はずいぶん違うというのが今回の発見でした。「食欲不振」は健康診断の項目としては重視されていないようなのですが、「食欲不振」に着目して業務横断的に見ていくと、項目として入っている業務と入っていない業務があります。これだけの症状の違いを認識するまでに、どれだけの犠牲を乗り越えてきたのだろうと考えると、チームプレイによる人類の英知の一端が垣間見えるような気がします…というのは大げさでしょうか。
