夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検10級の漢字/「七五三」は神秘の数字?

 「七五三」は「しちごさん」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では4つの解説がありますが、2番目が気になったので引用しますと、「祝い事に用いるめでたい数。奇数を陽の数とする中国の思想から出たもの。」とあります。言われてみれば、10万円未満の祝い金で偶数の金額というのは非常に少ないような気がします。
 さて、数字の神秘を感じるかもしれない問題を一つ。どんなに大きい奇数でもいいのですが、とにかく奇数を一つ選びます。例えば8365としましょうか。すると、その次に大きい奇数は8367で、さらにその次に大きい奇数は8369です。このようにして連続する3つの奇数を選んだとき、すべてが素数となるのは、7・5・3の組合せだけです。なぜそうなるのでしょうか、という問題です。まあ、子どもだましのような問題ですが、小学生ぐらいだと大いに悩んでくれるかもしれません。がんばって答えられたら、ほめちぎってあげると良いでしょう。
 ついでにもう一つ。1~9までの自然数を1個ずつ使って3マス×3マスの魔方陣を作るとき、3・5・7は必ず一直線に並びます。なぜそうなるのでしょうか、という問題です。こちらはちょっと難しいような気もしますが、方向性としては、各行(各列)の和は15とせざるをえず、中央に来るべき数字は5にせざるをえないことなどを説明していく手順でしょうか。こちらは中学生ぐらいでも大いに悩んでくれるかもしれません。
 話は飛びますが、漢字検定の受け方も、七・五・三ぐらいがちょうどいいかもしれません。全級を受けずに、小学4年生修了程度の7級、小学6年生修了程度の5級、中学校卒業程度の3級という具合に飛び飛びに受けるわけです。7級対策に特別な教材は不要でしょう。5級対策と3級対策は、中学受験用や高校受験用の問題集がたくさん出ていますから、どうせそれらを使って勉強するという少年少女については、そちらを使ったほうが効率的というものです。たかが検定ですから、たとえ不合格でも再起不能のダメージは受けないですし。