夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検7級の漢字/「漁港」が2番目に多い都道府県

「漁港」は、「ぎょこう」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「漁港」は「漁船の操業の根拠地となる港。漁船の給油・給水や漁獲物の保蔵・加工のための施設、魚市場などを備える。」と解説されています。これだけではちょっと物足りないと思ったので、政府提供の「e-GOV法令検索」で「漁港漁場整備法(昭和25年法律第137号)」を見ると、その第2条で漁港を定義しており、「天然又は人工の漁業根拠地となる水域及び陸域並びに施設の総合体であつて、第6条第1項から第4項までの規定により指定されたもの」としています。そして、同法第5条では、次のように漁港の種類を定めています。
第1種漁港:その利用範囲が地元の漁業を主とするもの
第2種漁港:その利用範囲が第1種漁港よりも広く、第3種漁港に属しないもの
第3種漁港:その利用範囲が全国的なもの
第4種漁港:離島その他辺地にあつて漁場の開発又は漁船の避難上特に必要なもの

漁港は日本国内にいくつあるのだろうと思って探しますと、水産庁のウェブサイトにありました。令和5年4月1日現在で、第1種2,039、第2種525、第3種101、特定第3種13、第4種99の計2,777です。都道府県別の漁港数についても公表されており、最多数は北海道243で、これは納得です。2番目は長崎県226、3番目は愛媛県189、4番目は宮城県143、5番目は鹿児島県139となっています。なお、滋賀県は内陸県ですが、漁港があります。