夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検7級の漢字/物理的に「街角」を切り取る

「街角」は「まちかど」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「街角」は「1 町の通りの曲がりかど。」「2 街頭。」と解説されています。「街角」と言えば、いくつかの歌が思い浮かび、そして何となく詩情を感じるのですが、それらの歌詞の意味するところは、「曲がりかど」というよりも「街頭」であるような気がします。東海・近畿にある飲食チェーン店「街かど屋」は、必ずしも曲がりかどに立地しているわけではないですしね。
法令に「街角」は登場するのだろうかと思い、政府提供の「e-GOV法令検索」で調べますと、5件出ました。「都市計画法施行規則(昭和44年建設省令第49号)」第24条第6号には、「歩道のない道路が同一平面で交差し、若しくは接続する箇所又は歩道のない道路のまがりかどは、適当な長さで街角が切り取られていること。」と書かれています。また、「土地区画整理法施行規則(昭和30年建設省令第5号)」第9条第5号には、「道路(裏口通路を除く。)が交差し、又は屈曲する場合においては、その交差又は屈曲の部分の街角について適当なすみきりをしなければならない。」と規定されています。この2つは同じような趣旨の省令です。「すみきり」は通行の安全性を確保するために設けられるもので、「隅切り」と書くほうが分かりやすいかもしれません。