「親王」は「しんのう」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉（小学館）」では、「１ 現行の皇室典範で、嫡出の皇子および嫡男系嫡出の皇孫の男子に対する称号。旧皇室典範では、皇子から皇玄孫までの男子の称号。２ 律令制で、天皇の兄弟および皇子の称号。みこ。」と解説されています。すると、「親王」の対象範囲は歴史的に変遷があるわけですね。念のため現行の皇室典範を見ておくと、その第6条で「嫡出の皇子及び嫡男系嫡出の皇孫は、男を親王、女を内親王とし、三世以下の嫡男系嫡出の子孫は、男を王、女を女王とする。」と規定されています。旧皇室典範については、「国立公文書館デジタルアーカイブ」で原本の画像が公開されており、第31条に「皇子ヨリ皇玄孫ニ至ルマテハ男ヲ親王女ヲ內親王トシ五世以下ハ男ヲ王女ヲ女王トス」と規定されています。デジタル大辞泉の解説に合致してますね。律令については・・・検索が難しそうなので省略です。
