「糸目」は「いとめ」と読みます。「糸目」にはいくつかの意味があります。「糸目を付けない」については、このブログおなじみの「デジタル大辞泉（小学館）」では、「《糸目をつけないと凧（たこ）を制御できないところから》物事をするのに何の制限も加えない。多く、惜しげもなく金品を使うことにいう。」と解説されています。凧の仕組みとしては、本体に複数の糸目を付け、それらを束ねて揚げ糸とつなぐ、というのが一般的です。そうでない仕組みのものもあるようですが。「糸目を付けない」という言葉は、凧の制御には糸目が重要な役割を果たしているということに由来する言葉なのですね。
