夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検8級の漢字/「神社」と「神宮」と大社

 「神社」は「じんじゃ」、「神宮」は「じんぐう」、「大社」は「たいしゃ」と読みます。「神社」と「神宮」は常用漢字表にありますが、「大社」はありません。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「神社」は「神道の神を祭り、祭祀(さいし)や参拝のための施設のある所。また、その建物。やしろ。おみや。」と解説され、「神宮」は「神を祭った宮殿。」「格式の高い神社の称号。また、その称号をもった神社。熱田神宮平安神宮明治神宮など。」「伊勢神宮のこと。」と解説されています。「大社」は「きわめて大きな神社や、由緒ある名高い神社。」「古く、神社を格式によって大・中・小に分けたうちの第一位の神社。」「明治4年(1871)から実施された神社制度の社格で、官幣大社国幣大社のこと。社号としては出雲大社のみに許された。」「出雲大社」の略。」と解説されています。「神宮」と「大社」の違いについては、「神宮」は格式重視、「大社」は格式も規模も重視といったところでしょうか。
 デジタル大辞泉の「~を見出しに含む」の検索機能を使って検索し、京都市内にある神社・神宮・大社を見ていくと、次のようなものがありました。

<神社>
愛宕神社/新熊野神社/今宮神社/大原野神社賀茂御祖神社賀茂別雷神社貴船神社建勲神社護王神社晴明神社/豊国神社/若王子神社平野神社/八坂神社/吉田神社

<神宮>
白峰神宮平安神宮

<大社>
梅宮大社伏見稲荷大社松尾大社

 ずっと京都市及びその近隣に住んでると疑問に思わなかったのですが、改めて考えてみると、賀茂御祖神社下鴨神社)や賀茂別雷神社上賀茂神社)のような格式と規模を持つ神社が「神宮」とか「大社」とか呼ばれないのは不思議な気がしてきました。その謎は、このブログ名物の先送りとします。まずは、それぞれの神社・神宮・大社のありのままの姿を見て、何かを感じ取ることが大事でしょう、と苦し紛れに言い放っておきます。