夜光杯雑記帳

小ネタが輝く、万華鏡のようなブログを目指します

【常用漢字表】漢検2級の漢字/「藍色」と紺色と濃紺と

 「藍色」は「あいいろ」、「紺色」は「こんいろ」、「濃紺」は「のうこん」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「藍色」は「藍で染めた色。濃い青色。」と解説され、「紺色」は「紫がかった濃い青。濃い藍色。紺。」と解説され、「濃紺」は「濃い紺色。」と解説されています。つまり、藍色、紺色、濃紺の順に濃くなっていくのですね。
 政府提供の「e-GOV法令検索」で調べていくうちに、藍色と紺色と濃紺の3色が登場する規則を見つけました。2つあるのですが、そのうちの「警察官の服制に関する規則(昭和31年国家公安委員会規則第4号)」を見ますと、男性警察官の制服は次のようになっています。

 冬服上衣:濃紺色
 冬服ズボン:上衣と同色→濃紺色
 合服上衣:紺色
 合服ズボン:上衣と同色→紺色
 夏服上衣:水色
 夏服ズボン:藍色

 警察官の制服については、青系統の服という程度の認識だったのですが、規則上、藍色と紺色と濃紺が使い分けられています。警察官の制服は、季節に応じて濃紺色→紺色→水色・藍色→紺色…と変わるのですね。警察官の制服が濃紺だと冬ですから、季語のように使って一句詠めそうです。