8月31日、青春18きっぷを使う夏の旅の第4回目として、次の12か所に行ってきました。奈良県は見どころたっぷりです。
①榮山寺八角堂[国宝建造物]:五條市
②五條新町[重伝建(商家町)]:五條市
③今井町[重伝建(寺内町・在郷町)]:橿原市
④本薬師寺跡[特別史跡]:橿原市
⑤藤原宮跡[特別史跡]:橿原市
⑥高松塚古墳[特別史跡]:明日香村
⑦キトラ古墳[特別史跡]:明日香村
⑧南法華寺[西国三十三所]:高取町
⑨石舞台古墳[特別史跡]:明日香村
⑩岡寺[西国三十三所]:明日香村
⑪山田寺跡[特別史跡]:桜井市
⑫安倍文殊院渡海文殊群像[国宝彫刻]※本堂安置・文殊院西古墳[特別史跡]:桜井市
今回は五條市で自転車を借りて①と②を回り、橿原市でまた自転車を借りて③~⑫を回りました。西国三十三所と文化財を組み合わせて回ったのですが、長谷寺は時間切れで回れませんでした。
⑥~⑩のあたりは自転車で走ってみるとかなり起伏があると感じました。なるべく平坦なルートになるよう工夫できれば時間短縮できるのかもしれません。
今回は、橿原市の今井町がとても印象的でした。指定地区は広めで、概ね長方形。地区内には重文指定の住宅が10軒ほどあり、伝統的建造物がたくさんあることを生かした見せ方を工夫されていると感じました。
見せ方といえば、キトラ古墳で見かけた「乾拓板」というものも印象的でした。これは、金属板上に描かれた凹凸のある絵で、キトラ古墳の壁画を写したもの。現地に設置してあります。この金属板の上に薄くて丈夫な紙を置いて鉛筆でこすると絵が写しとれるようになっています。特別史跡は見せ方が難しいものが多いのですが、こういったものは子どもの自由研究にも良さそうです。