夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検6級の漢字/「山脈」ではなく「青い山地」ではどうですか

「山脈」は「さんみゃく」と読みます。国土地理院のウェブサイトには、山地、山脈、高地等の違いを説明したページがあり、そこでは、山地は「地殻の突起部の集合体をいう」、山脈は「特に著しい脈状の山地をいう」と説明されています。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」を見ると、「山脈」は「山地が、細長く連なって脈状をなしているもの。比較的高く険しい山々についていう。」と解説されています。ここまでをまとめると、山地のうち脈状の連なりが長いなどの条件を満たしたものが山脈だが、その条件の詳細については見解の相違がある、といったところでしょうか。この「高く険しい」のくだりは、広辞苑大辞林の解説には無いですが、何となく共感できる観点です。飛彈・木曽・赤石山脈の立派な山々を見れば、高く険しいのが山脈というのも一理あるような気がします。しかし、和泉山脈大阪府和歌山県)だと最高峰が897mだそうですから、「高く険しい」を必須条件としてしまうと、和泉山脈が山脈と呼ばれる現状をうまく説明できないかもしれません。