夜光杯雑記帳

小ネタが輝く、万華鏡のようなブログを目指します

【常用漢字表】漢検5級の漢字/「製糖」の原料

「製糖」は「せいとう」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「サトウキビ・サトウダイコンなどの絞り汁を煮つめ、結晶させて砂糖をつくること。」と解説されています。つまり、人間は植物が作った化合物を横取りしているわけです。サトウキビとサトウダイコンは製糖の2大原料です。言い換えると、世界の砂糖のほとんどは、サトウキビ系かサトウダイコン系なのです。「製糖工業会」のウェブサイトを見ますと、サトウキビの栽培地域はインド、ブラジル、タイ、オーストラリア、南ア共和国などの熱帯・亜熱帯地域で、日本では鹿児島県の南西諸島と沖縄県で栽培。一方、サトウダイコン(てん菜)は、冷涼な地を好み、栽培地域は欧州、米国の緯度の高い地域等で、日本では北海道で栽培。世界の生産量の約80%は甘蔗糖(サトウキビ)、約20%がてん菜糖(サトウダイコン)だそうです。