夜光杯雑記帳

小ネタが輝く、万華鏡のようなブログを目指します

【常用漢字表】漢検4級の漢字/雲の上なんて、「成層圏」の下です

成層圏」は「せいそうけん」と読みます。このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」では、「成層圏」は「大気圏の区分の一。対流圏の上、中間圏との間にある、高さ約10~50キロの大気層。下層の気温はほぼ一定でセ氏零下約55度、上層は高くなるほど気温が上がり、上限で零度程度となる。オゾン層がある。」と解説されています。成層圏の下には対流圏があり、たいていの天気現象は対流圏で起こります。ジェット気流が吹くのは対流圏の上層部です。対流圏では上に行くほど気温が下がり、対流圏の最上層≒成層圏の下層ともなると零下約55度となるわけです。旅客機が飛ぶのは、対流圏から成層圏の底辺付近までです。高く飛べば空気抵抗は減りますが酸素を十分に取り込めないという現実があります。偵察機だと旅客機より高く飛ぶのですが、それでもまだまだ成層圏内です。成層圏では高くなるほど気温が上がるのですが、これは成層圏にあるオゾン層が紫外線を吸収するからなんですね。成層圏の上は中間圏、その上は熱圏となり、オーロラは熱圏で出現します。