夜光杯雑記帳

小ネタが輝く、万華鏡のようなブログを目指します

【常用漢字表】漢検6級の漢字/銅のいろいろ「銅器」「銅像」「青銅」「赤銅」

 「銅器」は「どうき」、「銅像」は「どうぞう」、「青銅」は「せいどう」、「赤銅」は「しゃくどう」と読みます。
 「青銅」は何となく分かるけど「赤銅」って何だっけ、という人が多いと思いますので、このブログおなじみの「デジタル大辞泉小学館)」で「青銅」と「赤銅」を見ておきますと、「青銅」は、「銅と錫(すず)との合金。また広く、銅合金。一般に加工が容易で、耐食性にすぐれ、古来、美術品や貨幣の鋳造などに使用。用途によって錫の量が加減され、機械部品に用いる砲金、寺院の鐘に用いる鐘青銅などがある。中国から伝わったので唐金(からかね)とよばれた。ブロンズ。」と解説されています。「赤銅」については、「銅に金3~4パーセント、銀約1パーセントを加えた銅合金。硫酸銅・酢酸銅などの水溶液中で煮沸すると、紫がかった黒色の美しい色彩を示すので、日本では古くから紫金(むらさきがね)・烏金(うきん)などとよばれ重用された。」と解説されています。つまり、「青銅」は銅と錫の合金、「赤銅」は銅と金銀の合金であり、これらを使って、「銅器」や「銅像」がつくられるわけですね。常用漢字表には無いですが、「黄銅」や「白銅」なんてのもあります。
 さて、銅器の産地として有名なのは、富山県高岡市です。鋳物師たちが集まってできた金屋町の町並みは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。高岡市文化財の観点からすると魅力的な都市であり、国宝建造物を抱える寺院が2か所もあります。いつか機会をつくって見どころをじっくり回りたいと思います。全国の文化財(不動産限定)については、別記事に市区町村別リストを置いていますので、興味を持たれた場合はぜひどうぞこちらへ。

(追記)
 その後の2023年10月18日、高岡市に行ってきました。高岡大仏、高岡古城公園氷見線の忍者ハットリくん列車も見ました。