夜光杯雑記帳

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【常用漢字表】漢検7級の漢字/「茨城」が「いばらぎ」でない理由

常用漢字表では、「茨」の音訓は「いばら」、「城」の音訓は「ジョウ」又は「しろ」です。基本的には、「城」を「き」とか「ぎ」とは読まないわけです。ただし、常用漢字表の本表備考欄では、「茨城(いばら)県」とありますので、常用漢字表の世界では「いばらき」確定です。しかし一方で、宮城県は「宮城(みや)県」と書いています。茨城は「き」で、宮城は「ぎ」。その違いは何?と考えると、茨城の「城」を「き」と読むべき正当性が揺らいでくる気がしませんか。念のため、茨城県庁のウェブサイトを見ますと、そのトップページには「ibaraki」とありますので、茨城県庁としては「いばらき」が正解なのですね。多くの茨城県民が「いばらぎ」とは読まないであろう、ということこそが「いばらぎ」でない最大の理由なのでしょう。